Raspberry PiにLANケーブルをつなげていましたが、無線LANアダプタをつけてLANケーブルを取っ払います。
Raspberry Pi向けの無線LANのUSBアダプタ
無線LANのUSBアダプタなら何でもいいかというと、長期的に見るとそうでもないと思われます。
というのもRaspberry Piは電源が貧弱で消費電力の大きいデバイスをつなげると、
不可思議な不具合が生じる可能性があります。
ということで消費電力の少ない無線LANアダプタがお勧めです。
最初に目が付いたのがこれ
BUFFALO 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n技術・11g/b対応 WLI-UC-GNM
お値段758円で安いです。
ただしレビューを見ると当たりはずれが大きいっぽいです。
消費電力は最大2.5Wです。
追記:上記のUSBアダプタは超発熱するらしく、Raspberry Piには使わない方が良いらしいです。
つぎに目が付いたのがこれ
PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps GW-USNANO2A (FFP)
お値段1010円でやや高いです。
ただし消費電力最大約1.3Wです。
BUFFALOのやつは熱くなる(消費電力高!)という嫌な評価が書いてあったので、値段が高くても無難なほうPLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps GW-USNANO2A (FFP)を買いました。
無線LANアダプタの設定
PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps GW-USNANO2A (FFP)が届いたら、さっさとRaspberry PiのUSBポートにぶっさします。設定が終わるまで無線LANは使えないのでLANケーブルはつけたままにします。
Raspberry Piから
lsusb Bus 001 Device 004: ID 2019:ab2a PLANEX GW-USNano2 802.11n Wireless Adapter [Realtek RTL8188CUS]
Raspberry PiのUSBポートにぶっさすだけで無線LANアダプタの認識をしてくれます。
ルーター本体を見てSSIDとPassphraseを入力します。
wpa_passphrase Your_SSID Your_Passphrase
下記のようなものが出力されます。
network={ ssid="Your_SSID " #psk="Your_Passphrase" psk=hogehogehogehogehogehogehogehogehoge }
上記をコピーして下記のconfにペーストします。
sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="Your_SSID" #psk="Your_Passphrase" psk=hogehogehogehogehogehogehogehogehoge key_mgmt=WPA-PSK #←追加 proto=WPA2 #←追加 pairwise=CCMP #←追加 group=CCMP #←追加 priority=2 #←追加 }
これでWPA2-PSK(AES)になったはず。。
最後に下記のファイルを編集します。
sudo vim /etc/network/interfaces auto lo iface lo inet loopback # iface eth0 inet dhcp iface eth0 inet static address 192.168.0.121 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.0.1 auto wlan0 allow-hotplug wlan0 #iface wlan0 inet manual iface wlan0 inet static address 192.168.0.121 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.0.1 #wpa-roam /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface default inet dhcp
address、netmask、gatewayは各自異なります。自分のルーターの設定にあわせて変更してください。
最後に電源を引っこ抜いて、
LANケーブルをはずして、電源を入れて完了です。
LANケーブルをはずしただけでずいぶんすっきりしました。
無線LANの場合、電源を入れてSSHで接続できるまで有線LANよりも時間がかかる気がします。あと、少しアクセスしない時間があると入力してもそれが反映されるまで時間がかかります。
SSHでの入力が鈍ることがありますが、Webサーバー的には有線LANと変わらない感じでアクセスできました。
しばらく放置するとSSHの入力の反応が悪くなったり、ネットワークへの接続が切断したりする場合は下記の方法を試してみてください。
肝心の電圧はというと、
無線LANアダプタなし 4.78V
無線LANアダプタあり 4.70V (SSHで連打)
ちなみに無線LANアダプタとWebカメラでストリーミングすると4.55Vまで落ちます。
うーん、安定して5Vを供給してくれる電源アダプタはないものですかね・・。
こんにちは(・∀・)ノ
バッファローよりplanexのほうが消費電力低いという指摘が参考になりました
熱はどの程度のものかと気になっているのですがどうでしょうか?
触れてみてあつっ!ってなるほどですか?
CPUの温度はいかがでしょうか?
Planexですが熱は気になったことありません。触ってみて普通ーな感じです。
CPUの温度と無線LANのUSBアダプタはほとんど関係ありませんが、今の時期だとRaspberry Piをケースに入れていなければCPUの温度も気にするほどにはならない気がします。
初心者です。Raspberry PiはB+です。
PLANEXの無線子機をつけて設定をすませ、再起動すると、オレンジ色で点滅します。
11回点滅し、3秒ほど経ってまた11回点滅します。
address、netmask、gatewayはあっていると思います。
アドバイスをお願いします。
すみません。良く分からない文章でした。SSHでWin7からTeraTermで遠隔操作するところまではいけたのです。しかし、LANケーブルなしで、無線で操作することができない状態です。
確認してみましたが無線子機はオレンジ色で点滅を繰り返します。テンポよかったり、テンポがずれたりしながら。
一番怪しいのがSSIDとPassphraseだと思います。
スマホで自宅の無線LANにつなげられる場合、SSIDとパスワードでつなげているはずですが、パスワードがPassphraseです。(Androidの場合)セキュリティ方式もたぶん出ていると思うので、WPA2-PSK(AES)に対応しているSSIDを選んでください。
あとは、Raspberry Piから(有線LANでつないで)
wpa_passphrase Your_SSID Your_Passphrase
を打ち込んでPassphraseをハッシュ化して、ハッシュ化したPassphraseをwpa_supplicantに入れます。
/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
ssid=”Your_SSID”
psk=ハッシュ化したPassphrase
key_mgmt=WPA-PSK
これでダメな場合はaddress、netmask、gatewayがどこか違っているか、それとも無線LANがWPA2-PSKに対応していないとか。。WPA2-PSKに対応していない無線LANはかなりレアだと思うので、本命はSSID/Passphrase周りのどこかがおかしいのではと思います。
レスありがとうございます。
早速やってみました。5GHz帯を選んでいたので2.4GHz帯の方にしてみました。
しかし、LANケーブルなしでは駄目でした。これからゆっくり見直してみたいと思います。
いろいろいじっていたので良く分からなくなってしまいましたが、
address、netmask、gateway のどれかが間違っていたようです。
USBケーブル1本で運用できるので大喜びです。
ありがとうございました!
ここのサイトを参考に無線LAN接続できるようコンフィグ設定しようとした者なのですが、コンフィグ設定後まったくssh接続できなくなってしまいました。
有線でも子機を使った無線でもできません。どうしたらよいでしょう?
おそらく設定で何か不具合があると思われますが、普通は無線LANでつながらない場合は、有線LANをつなげて電源を入れなおすと、有線LANを経由してssh接続ができるようになるのですが。。
電源を抜いて、無線LANアダプターをはずして、有線LANをRaspberry Piにつなげて、電源を入れてみてください。
これでつながらないとなると、address、netmask、gatewayの設定が自分のルーターと合っていない可能性が高いです。特にaddressとgatewayが怪しいです。
address、netmask、gatewayについては下記のも書いてあるので怪しい場合は確認してみてください。
http://denshikousaku.net/raspberry-pi-ip-address-and-open-port
問題が解決しない場合の復旧方法なのですが、かなりメンドクサイです。
大切なデータがなければ、最初からRaspberian等のOSを入れなおせばいいのですが、大切なデータがある場合は、新たにマイクロSDカードを買ってそこにRaspberian等のOSを入れて、動かす。動かなくなったマイクロSDカードはカードリーダーに入れるなりして、それをRaspberry PiのUSBにつなげて、該当のデータを救い出すという感じになります。
再度、無線LANの設定にチャレンジする場合は、念のためデータのバックアップをしたほうがいいかと思います。Win32DiskImagerなどでバックアップができます。
http://denshikousaku.net/model-b-sd-card-into-model-b-plus-micro-sd-card
全くのお手上げ状態です…
使えるディスプレイもないので無理やりつなげてGUI操作もできないし…