Raspberry Piで正体不明な不具合が生じた場合、
大半は電圧不足が原因なんだとか。
ということでRaspberry Pi用にUSBハブを購入しました。
※Raspberry Pi Model B+の場合
ACアダプタが2.0A以上、そしてUSBポートに1.2AまでならUSBハブなしでも問題ないらしいです。
(私の持っているのはModel Bです)
Webサーバーくらいなら問題ないんだけど、
Webカメラつけたり、USBアダプター(トングル)つけたり、いろいろ動かすと、
電圧不足になって不具合が生じることがあります。
Raspberry PiにつけるACアダプターによって変わりますが、
特に何もつけていない状態でTP1~TP2の電圧が4.8Vくらいになります。
Webカメラつけて動かすと0.2Vくらいの電圧降下が生じます。
そしてUSBアダプター(トングル)つけると0.1Vくらいの電圧降下が生じます。
結果、両方動かすとRaspberry Piは4.5Vくらいで動くことになってしまいます。
それでも何とか動いたりしますが、
何かの拍子で正体不明な不具合で悩まされる可能性が高まります。
バイパスしたりコンデンサを増やしたりと、Raspberry Piの電圧低下問題を回避できる?みたいな情報がネットにありましたが、一番簡単な方法は、セルフパワータイプのUSBハブを買っちゃうことです。
で、僕は買っちゃいました。
ELECOM USBハブ USB2.0対応 ACアダプタ付 セルフ・バスパワー両対応 4ポート ブラック U2H-EG4SBK
1405円しました。
500円くらいのUSBハブが売ってたりしますが、そういうのはバスパワーのみ対応していて、Raspberry Pi用ではありません。セルフパワーに対応しているUSBハブである必要があります。
バスパワーはRaspberry Piから電源を取ってくる
セルフパワーは付属のACアダプターから電源を取ってくる
バスパワーはRaspberry Piの電圧問題に対して何の解決策にもならないのでセルフパワーに対応したUSBハブを購入しましょう。
ちなみに今回買ったELECOM USBハブのACアダプターは5V2.6Aを供給します。
USBハブからRaspberry Piに電源を供給してみたところ、
何もつけていない状態で電圧は4.75Vでした。
今までいくつかのACアダプタでRaspberry Piの電圧を測ってきましたが、
一番いいので4.8V、悪いので4.7Vくらいでした。
ということで今回のUSBハブからRaspberry Piには電源は供給させないで、
今までで一番良かった5V1.1AのACアダプタからRaspberry Piに電源の供給を続けることにしました。
ACアダプタ(5V1.1A)
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Raspberry Pi
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USBハブ - ACアダプタ(5V2.6A)
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Webカメラ
この構成でRaspberry Piに入っている電圧を測ったところ4.77V。
USBハブなしだと4.6Vくらいになってしまうので、USBハブをつける意味はあると思います。
ちなみに現在USBアダプタ(トングル)は使っていません。
SSHでの反応が鈍ることからLANケーブルを直接つなげています。
ラジコンみたいなのを作ることがあったらUSBアダプタをつけようと思います。
買ったELECOM USBハブの仕様ですが、
セルフパワー時、4ポート合計2000mA以内とのことです。
USB2.0の電流の仕様は1ポート500mAですが、
700mAくらい引っ張ってこれないのかな?
ACアダプタが2.6A供給しているから、2.6Aいけるんじゃない?とか思っていますがどうなんでしょう?
モータとかを動かそうと思っているので1ポート最大700mA、4ポート合計2.6A使えたらとても便利なんだけどな。。
文字通りセルフパワー時、4ポート合計2000mA以内しか供給できない場合、
BUFFALOのUSBハブが1000円くらいで手に入るのでそっちのほうがお勧めです。
iBUFFALO USB2.0ハブ セルフ&バスパワー 4ポート ACアダプタ付 BSH4A01BK
iBUFFALOのACアダプタの電流は2.3Aになっています。
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