5Vファンを入手したのでRaspberry Piの温度対策を行います。
温度対策前
暑い日でCPUの負荷が100%のときCPUの温度は61度
温度対策後(100円の5Vファン近接装着時)
暑い日でCPUの負荷が100%のときCPUの温度は47度
気温が高い日で高負荷をかけている場合で温度対策を何も行っていない場合、Raspberry PiのCPUとLANコントローラーの温度が上昇して、数時間ぐらいでクラッシュする場合が出てきます。100円の5Vファンを取り付けることで、熱暴走を防ぐことができます。
Raspberry PiのCPUの温度の測り方
cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp
これで36318等が表示されます。
表示された数字を100分の1にするとCPUの温度になります。
つまり、CPUの温度は36.18度です。
今回用いるのは5V25mm角 DCファン(100円!)です。
ちっこいファンですがRaspberry Piの温度対策にはこれで十分です。消費電力は5V50mAで0.25Wと省エネです。
Raspberry Piをケースに入れているような場合は、より強力なファン、5V40mm角 DCファン(150円)をお勧めします。ただこのファンは130mA使うので、Model BでUSB等に電源いっぱい使っている場合は電源不足になる可能性があるので注意してください。
ヒノキの棒と強力両面テープ、あとワイヤジャンパを使ってDCファンを少し工作します。
DCファンの赤いケーブルをRaspberry Piの5V電源につないで、
黒いケーブル(茶色)はGndにつなげます。
これでDCファンはとても静かに回転して空気を送ってRaspberry PiのCPUとLANコントローラの温度を下げてくれます。ちなみに電源レギュレータは基本的に熱暴走しないので無視してOKです。
Raspberry Piの温度対策の結果
室温 30.5度
温度対策前のCPUの温度
CPU100%負荷時 61度
CPU60%負荷時 53度
温度対策後のCPUの温度
CPU100%負荷時 49度(CPUとファンの距離5センチ)
CPU100%負荷時 46度(CPUとファンの距離2センチ)
CPU60%負荷時 44度(CPUとファンの距離2センチ)
小さい5Vファンをつけるだけで、
CPUの温度が61度から46度まで下げることができました。
ちなみに経験的に、CPUの温度が60度のときそれが数時間続くとCPUもしくはLANコントローラが熱暴走を起こして不具合が出てきます。CPUが50度くらいだと特にそういった熱暴走は起きません。
室温が26.0度のときでCPUの負荷が60%、CPUとファンの距離2センチのときのCPUの温度は37度になっていました。
他の温度対策にヒートシンクを取り付けるという方法がありますが、ヒートシンクだと2度くらいしか温度は下がらないようです。小さい5Vファンだけで15度下げられるので、ヒートシンクの取り付けは無視していいと思います。ケースに入れている場合は、大きめの5Vファンがお勧めです。
今回ホームセンターでついでにゴム足(8個で150円くらい)を買ってきてRaspberry PiのModel BとModel B+の両方にくっつけました。
今までRaspberry Piをケースに入れずに直置きしてたのですが、
ゴム足をRaspberry Piの下にくっつけることで基盤をいためることもなくなり精神的にすっきりです!
ゴム足の厚さは最低3mm必要です。
それ以下だと高さが足りずに他の部品に引っかかると思います。
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