格安SIMカードを選ぶ理由、月額1700円から3700円安くなる

格安SIMカードを選ぶ理由は、3大キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)よりも最終的に料金が安くなるからです。ここでは実際にどのくらい安くなるのか一生懸命計算して比較してみました。

まず先に結論を書いてしまいます。

端末代を含んだ計算でも3大キャリアより格安SIMを使った方が少なくとも月額1700円安くなります。下手すると月額3700円も安くなるケースがあります。さらに言うと、手続きをするのが一見めんどくさく見えるかもしれませんが、格安SIMカードを使った方が最終的には多くの手間を省くことができます。

ドコモ、AU、ソフトバンクを使い続けた場合

前提条件
iPhone6(16GB)で月2GBを利用する。
通話はしない。LINEでも使ってけ。
iphone5(16GB)を下取りに出したとする。

とりあえずドコモやAU、ソフトバンクでiPhone6を使い月2GB利用するという前提で料金を算出してみます。ちなみに普通の人は月1GBくらいしか使いません。多く使っても月2GBだと思います。

ドコモ、AU、ソフトバンクの料金概算

クソみたいに複雑な料金設定で算出に時間がかかりました・・・。

ドコモ
月額7,023円
MNPの場合、最初に10,800円割引
機種代金 新規/MNP 0円、機種変更 11,664円
下取り代金 MNP 28,080円(11/1以降は25,920円)

AU
月額6,951円
MNPの場合、月額1,008円割引(2年間)
スマートバリューが適用できれば、月額1,410円割引(2年間)
機種代金 新規/MNP 0円、機種変更 14,520円
下取り代金 MNP 28,080円、機種変更 32,000円(11/1以降は25,000円)

ソフトバンク
月額6,951円
MNPの場合、月額1,008円割引(2年間)
機種代金 新規/MNP 0円、機種変更 14,520円
下取り代金 MNP 28,080円、機種変更 32,400円の割引(2年間の合計)

ちなみにMNP手数料
・MNP転出手数料2,150円
・新規契約手数料3,150円

何もしない人=1番お金を払って損している人

新規契約の人またはMNPも機種変更もしない人が一番お金を多く払っています。
ドコモ、AU、そしてソフトバンクで月額7000円ぐらいを払い続ける事になります。
ここにキャリアの違いはほとんどありません。

AUのスマートバリューを適用できる場合は、月額5600円くらいになります。

機種変更や3大キャリア間でMNPをする場合

機種変更をする場合、
上記の新規契約や何もしない人に比べて、2年間で1万5千円くらいの節約になります。

MNPをする場合、
新規契約や何もしない人に比べて、AUまたはソフトバンクの場合2年間で5万円くらいの節約になります。ドコモの場合だと4万円くらいの節約になります。

AUのスマートバリューを適用している人は、ドコモやソフトバンクにMNPをしても安くなりません。ソフトバンクへのMNPだとトータルで同じくらいの料金になって、ドコモだと逆に高くなります。

3大キャリアの月額のトータルコスト

AUのスマートバリューを適用できる場合、
2年に1度無料で最新の機種に変更することで、
月額のトータルコストは5000円になります。
(最初の2年間は月額コスト4500円です。スマートバリューは2年経過後に割引額が500円減額されるため、2年後からは月のトータルコストが5000円になります。)

AUのスマートバリューを適用できない場合は、
2年に1度AUとソフトバンクでMNPをし合い最新機種に無料で変更する事で
月額のトータルコストは5000円になります。

ドコモを使ってしまう場合、MNPをしても、
月額のトータルコストは5500円くらいになります。

月額5000円から5500円が3大キャリアのコストであると言えます。

一番無駄のない行動をしても月に5000円かかります。

一番無駄な行動は何もしない人です。
この人は古い携帯を使い続けているのに、月7000円くらい払うはめになります。

それでは次に格安SIMカードのケースを見ましょう。

格安SIMカード、BIC SIM‎(みおふぉん)を使う場合のトータルコスト

格安SIMカードは3大キャリアと違って料金体系が非常にシンプルです。

IIJ BIC SIM音声通話パック
IIJ BIC SIM音声通話パック

まず最初にSIMカードが3,229円します。
月額料金は音声通話+通信量2GBで1,728円です。
これプラス、各自でSIMフリー携帯電話を購入する必要があります。

ちなみにBIC SIM=IIJmio みおふぉん+無料の公衆無線LANです。
回線品質が他の格安SIMと比べて良いらしいのでお勧めしておきます。
(近いうちに眠っているPHSをBIC SIMヘMNPする予定です)

SIMフリーのiPhone6(16GB)は73,224円します。

iPhone6を2年使って、ヤフオクで売り払ったとします。
SIMフリーのiPhoneは高値になるので売値は半値の36,612円になるとします。

2年間の機種のコストは36,612円、月額に直すと1525円になります。
SIMカードの本体代が3229円しますが、基本的に壊れないので月額50円で減価償却します。

月額のSIMコスト 1728円+50円
月額の機種コスト 1525円
————–
月額の合計コスト 3303円

つまり格安SIMカードでiPhoneを使う場合、
月に3303円かかることになります。

これに対して、3大キャリアで一番安くなるAUにスマートバリュードを適用しても最初の2年は月4500円、2年目以降は5000円くらいかかります。2年に1度機種交換もしなければいけません。スマートバリューが適用できなければ、2年に1度AUとソフトバンクのMNPでいったりきたりして、ようやく月5000円くらいに抑える事が出来ます。ドコモを使い続けてしまうと、2年に1度の機種変更をして月5500円。MNPも機種変更をしなければ、月7000円払い続けていることになります。

格安SIMカードなら、
2年に1度にいろんな手続きをするという縛りはありません。

2年に1度携帯電話を買い替える必要もありません。
好きなときに携帯をヤフオクで売り払って、新しい機種を買えば良いんです。
壊れるまでずーと使い続けても損をしません。

同じ携帯を長く使えば使うほど得をするのが格安SIMです。
同じ携帯を長く使えば使うほど損をするのがドコモ、AU、ソフトバンクの3大キャリアです。

最近の最新の携帯電話はたぶん4年くらい使ってても性能的には大丈夫だと思います。
性能に不満が出てきたときに買い替える、そんな感じが良いと思います。

なおBIC SIMの音声パック(音声通話+通信量2GB)は、最初の12ヶ月以内に解約した場合、残りの解約月×1000円の違約金が発生するのでそこだけ注意しましょう。

三大キャリアの裏技はMNP一括0円+キャッシュバック

こまめにMPNや機種変更をしている人の場合、
三大キャリアの月額コストは5000円から5500円になります。

しかし、時期によってMNP一括0円+キャッシュバックという裏技があります。

iPhoneなんかは発売して半年から1年ほどで、MNP一括0円+キャッシュバックになる場合があります。機種代金が0円なのに加えて、毎月割引を受けられ、なおかつキャッシュバックもあったりする。

MNP一括0円と端末の毎月割(1000円から3000円)を受けられる事で、
三大キャリアであっても月額コストが3000円くらいになります。

それに加えて、例えば2万4千円のキャッシュバックがあった場合、
実質的な月額コストは2000円になります。
(毎月割やキャッシュバックの金額はわりと大きく変動します)

格安SIMカードの実質の月額コスト3303円と比べて、
かなり魅力的な月額コストに早変わりします。

なんで月額実質2000円なんかで運用できるかというと、
何もせずに毎月7000円払っている人がいるからです。

バカ真面目に毎月7000円払っている人を養分にして、
一部の人に対して月額実質2000円とかいう安さを実現させてしまっているんです。

非常に悪どい料金体系と言えます。

MNP一括0円+キャッシュバック情報をこまめにチェックして、一番条件の良いときにMNPして、自分は実質月2000円を払うというのを選ぶのも良いと思います。それが毎月7000円払っている人を犠牲にしている行為だとしてもです。

格安SIMカードは健全な料金体系で成り立っています。
何もしない利用者から多く搾取して、一部の利用者に還元するようなことをしていません。
全員同じ料金です。

ここまで読んでよくわからない人は、格安SIMを選ぶべきです。
3大キャリアにいる限り、ずーと搾取される対象になります。

ここまで読んでわかった人は、
汚い料金体系を利用して3大キャリアを格安で使うのも良し、
まともで割安な格安SIMを使うのも良しです。

選ぶのは、あなたです。

ちなみに私は近いうちに格安SIMヘ移ろうと思っています。

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