iPhoneの場合はウイルス対策は特に気にする必要はないのですが、Androidの場合、びみょーです。まず最初に無料もしくは有料のセキュリティアプリを選抜します。
評価トップの13個のセキュリティアプリ
今回紹介する13個のセキュリティアプリの評価は、AV-TESTというドイツのITセキュリティとウイルス対策のサービスを提供する独立機関によるものです。一機関による評価ですが他に信頼できそうな機関がないので、AV-TESTを鵜呑みにします。
ウイルスからの保護、ならびに使い勝手の両方が満点だったセキュリティアプリが13個あります。Google Playの検索から適当に選ぶよりは、AV-TESTを使ったほうがまだましだと思われます。
・Antiy – AVL Google Play インストール 50,000~100,000
・Bitdefender – Mobile Security Google Play インストール 1,000,000~5,000,000
・BullGuard – Mobile Security Google Play インストール 10,000~50,000
・Cheetah Mobile – Clean Master Google Play インストール 100,000,000~500,000,000
・Cheetah Mobile – CM Security Google Play インストール 50,000,000~100,000,000
・Cheetah Mobile – Kingsoft Mobile Security Google Play インストール 100,000~500,000
・ESET – Mobile Security & Antivirus Google Play インストール 1,000,000~5,000,000
・PSafe – Antivirus Booster & Cleaner Google Play インストール 10,000,000~50,000,000 ポルトガル語のみ
・Qihoo – 360MobileSecurity Google Play インストール 50,000,000~100,000,000
・Sophos – Mobile Security Google Play インストール 100,000~500,000
・Tencent – Mobile Security Manager Google Play インストール 1,000,000~5,000,000 中国語のみ
・Trend Micro – Mobile Security Google Play インストール 1,000,000~5,000,000
・Trustlook – Antivirus Google Play インストール 500,000~1,000,000
↓
この13個のセキュリティアプリからインストールが1,000,000未満の5個と日本語か英語に対応していない2個を除外します。
↓
・Bitdefender – Mobile Security Google Play
・Cheetah Mobile – Clean Master Google Play
・Cheetah Mobile – CM Security Google Play
・ESET – Mobile Security & Antivirus Google Play
・Qihoo – 360MobileSecurity Google Play
・Trend Micro – Mobile Security Google Play
↓
とりあえず盗難防止とセーフブラウジング機能がついていないセキュリティアプリ1個を除外します。
↓
・Bitdefender – Mobile Security Google Play
・Cheetah Mobile – CM Security Google Play
・ESET – Mobile Security & Antivirus Google Play
・Qihoo – 360MobileSecurity Google Play
・Trend Micro – Mobile Security Google Play
5個にまで絞れたのでここからGoogleで詳細や評判を調べて更にインストールして試してみます。
Bitdefender – Mobile Security
年間15ドル、無料版はウイルス検査のみ。英語のみ。
インストールしてみる
盗難防止のために最初にアカウント作成が必要。
有料だったらESETが良いのでBitdefenderにはサヨナラしてもらう。
Cheetah Mobile – CM Security
全部無料。日本語にも対応。
中国系ソフト。機能的にはとても優秀。英語圏でも評判がいい。中国嫌いな人は避ければいいと思う。
インストールしてみる
何これ簡単!
ESET – Mobile Security & Antivirus
機能限定で無料で使えるけど、基本的に有料版を使う必要がある。最初の1年間は1000円ちょっと、2年目以降はたぶん3000円くらい。(3年版だと1年当たり1300円くらい)
有料だけど最も信頼性の高いセキュリティアプリだと思われます。
インストールしてみる
ちょこちょこっと設定する
ウイルス対策と一部を除いた盗難対策は無料。
自動検査と定義データベースの自動更新、フィッシング対策は有料
Google Playだと1年3000円、Amazonで買ったほうが安くなる。
セーフブラウジング機能はないんかと調べたら、なかった。あとセーフブラウジング機能はそれほど重要ではないようです。ウイルス対策で防げるっぽい。ウイルス対策で防げないのはセーフブラウジングでも防げないとか。(フィッシング対策機能はある)
有料版を買うならESETが正解だと思う。
ESET パーソナル セキュリティ 1年1ライセンス(カードタイプ)[シリアルキーのみ]
追記:ESETを買いました!
→ ESETファミリーセキュリティのインストールと設定、パソコンとスマートフォン
Qihoo – 360MobileSecurity
Google Play: 360MobileSecurity
全部無料。英語のみ。
CM Securityと同じく中国系。機能的にはとても優秀。英語圏でも評判がいい。中国嫌いな人は避ければいいと思う。
インストールしてみる
Diagnoseをタップする
Vulnerabilitiesが1つ出た。
“fraudulent sms broadcast vulnerability”
他の4つでは出てこなかったのに、360だけ出てきた。
胡散臭い。
360はアプリの態度が気に食わない。
Trend Micro – Mobile Security
よくわからん。
インストールしてみる
あれ、ない。
“このアプリはお使いの端末に対応していません。”
日本のバージョンはこれっぽい
ウイルスバスター™ モバイル:スマホセキュリティ対策
インストールしてみる
スキャン開始
Speedtestが権限で文句言われた。
有効期限が1ヶ月のみらしい。
それ以降たぶん有料版に移らないと使えない。
1年版ライセンスが4093円、高い高い高い!
おすすめの無料のセキュリティアプリと有料のセキュリティアプリ
一番おすすめの無料のセキュリティアプリ
Google Play: CM Security
一番おすすめの有料のセキュリティアプリ
Google Play: ESET
絶対無料じゃなきゃダメ!という人は、CM Securityでいいと思います。でもCM Securityってどこからお金を得ようとしているんでしょ? ボランティアでやっているとは思え難く、微妙にアプリの広告がありますが、うーん。。性善説にたつとCM Securityは最高のセキュリティアプリです。ただね、、セキュリティアプリって権限を根こそぎ持って行っちゃうんです。別に中国系のアプリだからまずいというわけじゃなく、ビジネスモデルがどこにあるのかわからないのがまずいんです。どこに利益を求めているのか、微妙な広告じゃちょっと割りにあわないと思うんです。ITセキュリティ会社として名を売って、そのうち有料化にでもするのかな?
結論をいうと、私はESETを使うことにしました。
わりと前から有名で評価の高いセキュリティソフトを作っている会社です。シリアルコードのやつだけを購入すると年間1000円くらい。ファミリーセットのやつを買うと、3年で5台5000円くらい。とりあえずスマートフォン1台とWindowsパソコン2台に入れようと思います。
追記:ESETを買いました!
→ ESETファミリーセキュリティのインストールと設定、パソコンとスマートフォン
Androidにファイアウォールって必要?
ファイアウォールって外部からの侵入を防ぐやつです。それってAndroidに必要なのかな? というか、Androidでファイアウォールの話を聞かないんだけど・・。なぜ?
調べてみました。
まず訂正、ファイアウォールは外部と内部からの通信を制御します。変なやつを外に出さない、変なやつを中に入れない。これがファイアウォールです。 で、Androidはですね、この制御の部分を権限という仕組みに置き換えているようです。各アプリごとに通信の権限をユーザが許可・不許可している。だから別にファイアウォールを別途入れる必要はないらしい。
公衆無線LANに無闇につなげると危ないらしいですが、WPA2-AESで暗号化されている公衆無線LANにつなげればいいし、よくわからなければ公衆無線LAN自体に繋げなければいいんだし。
Androidで重要なのはファイアウォールではなくて、アプリの権限!
アプリの権限について勉強しよう!
Androidのセキュリティで最も重要なのがアプリの権限です。それさえきちんと理解して守れれば、セキュリティアプリも必要ないと。セキュリティアプリは保険ですが絶対ではありません。アプリの目的に必要な権限だけを要求してきているアプリだけインストールをしましょう。例えば、写真を撮るアプリなのに、連絡先の権限を要求するアプリはNGです。
あとダウンロード(インストール)数にも注意する必要があります。有名なアプリなのにダウンロード数が少ないのは偽アプリです。ダウンロード数が少ないアプリも相対的にリスクが高いです。アプリはGoogle Playからのみインストールして、インストールする前にアプリの評価をネットで探しましょう! 日本のガラパゴスマーケット(dマーケット等)は、たぶん安全だと思うけど、わざわざ使いたくはないです。
最後にアプリの権限のリストをざっくり確認しましょう!
アプリ内購入
アプリはアプリ内購入を求めることができます。
端末とアプリの履歴
アプリは以下の情報を利用できます。
機密ログ データの読み取り
システムの内部状態の取得
ウェブのブックマークと履歴の読み取り
実行中のアプリの取得
モバイル データ通信の設定
アプリはモバイル データ接続と、場合によっては受信するデータをコントロールする設定を使用できます。
識別情報
アプリは携帯端末上のアカウント情報やプロフィール情報を使用できます。
識別情報へのアクセスには、次の機能が含まれることがあります:
携帯端末上でのアカウントの検索
自分の連絡先カード(例: 名前や連絡先情報)の読み取り
自分の連絡先カードの変更
アカウントの追加または削除
連絡先 / カレンダー
アプリは携帯端末上の連絡先やカレンダーの情報を使用できます。
連絡先とカレンダーへのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
連絡先の読み取り
連絡先の変更
カレンダーの予定と機密情報の読み取り
カレンダーの予定の変更や追加、所有者に通知せずにゲストにメールを送信
位置情報
アプリは携帯端末の位置情報を使用できます。
位置情報へのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
おおよその位置情報(ネットワーク基地局)
正確な位置情報(GPS とネットワーク基地局)
位置情報提供者の追加コマンドへのアクセス
GPS へのアクセス
SMS
アプリは端末のテキスト メッセージ(SMS)やマルチメディア メッセージ(MMS)のサービスを使用できます。このグループには、テキスト、画像、動画のメッセージを使用する機能も含まれることがあります。
注: ご利用のサービス プランに応じて、携帯通信会社によりテキスト メッセージやマルチメディア メッセージに課金されることがあります。
SMS へのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
テキスト メッセージ(SMS)の受信
テキスト メッセージ(SMS または MMS)の読み取り
テキスト メッセージ(MMS、画像や動画のメッセージなど)
テキスト メッセージ(SMS または MMS)の編集
SMS メッセージの送信(課金されることがあります)
テキスト メッセージ(WAP)の受信
電話
アプリは電話やその通話履歴を使用できます。
注: ご利用のサービス プランに応じて、携帯通信会社により通話に課金されることがあります。
電話へのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
電話番号への直接発信(課金されることがあります)
通話履歴の書き込み(例: 通話履歴)
通話履歴の読み取り
発信先の変更
電話のステータスの変更
所有者を介さずに通話
画像/メディア/ファイル
アプリは端末上のファイルや保存されているデータを使用できます。
画像/メディア/ファイルへのアクセスには、次の機能が含まれることがあります:
USB ストレージ(例: SD カード)のコンテンツの読み取り
USB ストレージのコンテンツの変更または削除
外部ストレージのフォーマット
外部ストレージのマウントまたはマウント解除
カメラ / マイク
アプリは携帯端末上のカメラやマイクを使用できます。
カメラとマイクへのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
画像と動画の撮影
音声の録音
動画の録画
Wi-Fi 接続情報
アプリは端末の Wi-Fi 接続情報(Wi-Fi が有効になっているかどうか、接続されているデバイスの名前など)にアクセスできます。
Wi-Fi 接続情報へのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
Wi-Fi 接続の表示
Bluetooth 接続情報
アプリは端末の Bluetooth を制御できます(付近の Bluetooth デバイスへのブロードキャストやそれらのデバイスの情報の収集など)。
端末 ID と通話情報
アプリは端末の ID、電話番号、電話中かどうかの情報、通話相手の番号にアクセスできます。
端末 ID と通話情報へのアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
電話のステータスと識別情報の読み取り
その他
アプリは、端末メーカーが指定したカスタム設定や、アプリ固有の権限を使用できます。
注: アプリが [その他] グループの権限を追加する場合は、アップデートをダウンロードする前に必ず変更の確認を求められます。
その他のアクセスには、次の機能が含まれることがあります。
ソーシャル ストリームの読み取り(一部のソーシャル ネットワーク上)
ソーシャル ストリームへの書き込み(一部のソーシャル ネットワーク上)
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個々の権限を確認する際、権限画面に表示されない権限を含むすべての権限が [その他] グループに表示されます。
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