WordPressでアップロードできるファイルのサイズはデフォルトで最大2MBまでになっています。
最大アップロードサイズ: 2 MB
今回200MBまでアップロードできるように設定を変更します。
方法はいくつかありますが、ここではphp.iniを変更する方法を使います。
php.iniを探す
phpの設定を出力するファイルを作成してphp.iniの場所を探すことができます。
vim test.php <?php phpinfo(); ?> //保存して終了
test.phpにアクセスするといろんな情報とともにphp.iniの場所が表示されます。
php.iniの場所は下記のコマンドからも探せます。
php -i
私の場合は/etc/php5/cli/php.iniにphp.iniがいました。しかしこのコマンドからphp.iniを探すとコマンド用のphp.iniになっていました。Webサーバー用のphp.iniの場所ではないので、変更してもWordpressの最大アップロードサイズは増えません。
locateで全てのphp.iniを洗い出します。
locate php.ini /etc/php5/apache2/php.ini /etc/php5/cli/php.ini /usr/share/php5/php.ini-development /usr/share/php5/php.ini-production /usr/share/php5/php.ini-production.cli
Webサーバーで使っていそうなphp.iniの場所は/etc/php5/apache2/php.iniでした。これを変更することで最大アップロードサイズを増やすことができます。
php.iniを変更する
php.iniを変更して200MBまでアップロードできるようにします。
sudo vim /etc/php5/apache2/php.ini ;memory_limit = -1 memory_limit = 200M ;post_max_size = 8M post_max_size = 200M ;upload_max_filesize = 2M upload_max_filesize = 200M
apache2を再起動する
php.iniを変更したらapache2を再起動します。
sudo service apache2 restart
これで設定は完了です。
Wrodpressのメディアのアップロードへ行くと、
最大アップロードサイズ: 200 MB
という表示に変更されているかと思います。
Raspberry Piの場合
Raspberry PiのSDカード/マイクロSDカードの寿命を延ばすでtmpフォルダをRAMに移して容量を32mにした場合、Wordpressでアップロードできるサイズの最大は32MBです。php.iniを100MBに設定しても、tmpが32MBの場合は、32MB超のファイルをアップロードすると失敗します。
『“何とかファイル” は、エラーのためアップロードに失敗しました
ディスクへのファイルの書き込みに失敗しました。』
というメッセージが出てきてアップロードできません。
tmpのsizeを32mから64mにすると、64MBまでアップロードできるようになります。あんまり大きくしすぎるとRAMを使いすぎるので64mくらいがおすすめです。
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