Raspberry Pi Type BをディスプレイなしでSSHで動かす。Windowsバージョン(超苦労)

前回は中身をチェックしただけで終わりました。
今回は、Raspberry Piをディスプレイなしで実際にSSHで動作確認を取ってみます。

30分くらいでできるだろうと思っていましたが、ひどく苦労してしまいました。

Raspberry Piをセットアップ

電源はiPhoneの電源アダプタ(5V1A)とKindleのUSBケーブル。
LANケーブルは余っているやつをひっぱてきました。
SDカードはRSサイトでOS入りのSDカードを買っておいたのを挿入しました。

ラズベリーの説明書には5V700mAの電源って書いてあるけど、アンペアは多くてもOKさね。(極端に大きいのは知らないけど)

左下のLEDもぴかぴか光ってるし、なんか動いてるっぽいです。

SSHのクライアントをダウンロード

とりあえず、今回はWindowsで動かしてみます。

Windowsで動くSSHクライアントソフトをダウンロードです。

PuTTYjp
上記のサイトでPuTTYjpをダウンロードしてきて解凍するのです。

解凍したファイルの中にputtyjp.exeがあるので、それをダブルクリック。

PuTTYが起動して、とりあえずSSHクライアントの準備は完了です。

Raspberry PIのIPアドレスを探す!

SSHでつなげるには、Raspberry PIのIPアドレスが必要です。

Raspberry PIにLANケーブルをさしているので、自動的にIPアドレスが割り当てられます。
問題は、自動的に割り当てられるので、探し出す必要があります。

方法その1) 上から順にPingを打っていく

最初に、おおよその場所の検討をつけます。

パソコンでネットワークと共有センターを開く
その中にあるローカルエリア接続をクリック
詳細をクリック

プロパティの中のIPv4アドレスの値を見る
僕の場合、192.168.0.5 (人それぞれ違います)

ルータの自動割り当てが、1から24の数字になっている。
ping 192.168.0.1
ping 192.168.0.2
ping 192.168.0.3

ping 192.168.0.24

このうちのどれかがRaspberry PIのIPアドレスになるはず。

Raspberry PIをLANにつなげた状態と、
Raspberry PIをLANにつなげていない状態の差分を取れば、
Raspberry PIのIPアドレスの場所がわかるはず!

コマンドプロンプトを開いて、
Raspberry PIをLANにつないだ状態で
ping 192.168.0.2からpingを打っていきます。

次に、Raspberry PIからLANをはずして、
先ほどpingを打って反応があったIPアドレスだけを打っていきます。
ここで、反応がないのが、Raspberry PIのIPアドレスのはず!

・・・

全部反応があった。

もしかして、自動割り当てで場所が変わっちゃったのかなと思い、
はずした状態で、すべてのIPアドレスにPingを打ってみた。

あれ、それっぽいものがないような?

繰り返す繰り返す繰り返す・・・(30分以上格闘)

Raspberry PIのIPアドレスが見つからないよ!!!(泣き)
もっと良いはずがあるはず、と思ってネットをうろつきます。

方法その2) ポートスキャンツール Nmapを使って探し出す

Pingで一つ一つ試すのではなくて、ソフトで一気に調べてくれるのがありました。

Downloading Nmap
上記のサイトにあるLatest release self-installer: nmap-6.40-setup.exeをダウンロードしてインストール、そして起動

コマンドのところに
nmap -p22 192.168.0.1/24
と入力してスキャンを開始

待つこと10秒くらい

今現在SSHのポート22に反応があるIPアドレスとその情報を表示してくれます。

Raspberry PIをLANにつなげた状態で確認、
Raspberry PIをLANにはずした状態で確認

同じだ・・

Raspberry PIにLANをさしたりはずしたり、電源を取ったりつけたりを、何度も繰り返す。

同じだ・・

もしかして、このLANケーブルつながってないんじゃないかとハブを確認してみても、つながってる。ハブがおかしいのかと思って、そのLANケーブルをノートパソコンにつないだところ、普通に使えた。。

ふげぇ~。

もしかしてSDカードぶっ壊れてる?

今入れているSDカードは、Raspberry Pi Type Bと一緒に買ったやつで、OSが既にインストールされているという代物です。

もしかして、何かしらの不具合があるんじゃないかと思って、仕方ないのでデジカメのSDカードを引っこ抜いて、デジカメのSDカードのデータを保存して、そのSDカードにRaspberry PiのOSをインストールして見ることにしました。

SDカードにRaspberry PiのOSをインストールする方法

Downloads | Raspberry Pi
上記のサイトで最新のRaspbianをダウンロード

2013-09-25-wheezy-raspbian.zip(これより新しいやつがあれば新しいやつ)をダウンロードして、解凍します。

解凍したファイルに2013-09-25-wheezy-raspbian.imgがあるので、それをSDカードに焼きます。
ちなみに、ただ単純にSDカードの中に上記のファイルをコピーしても動きませんのでご注意を。

SDカードにraspbianを焼くのには専用のツールが必要です。

Win32 Disk Imagerダウンロードして解凍します。
解凍したファイルの中にWin32DiskImager.exeがあるのでそれをクリックです。
Image Fileに2013-09-25-wheezy-raspbian.imgを指定して、DeviceにはSDカードを指定します。そして、Writeをクリック。

しばらくして書き込みが完了します。
これで、Raspberry PiのOSがSDカードにインストールされたことになります。

OSを焼いたSDカードでRaspberry PiのIPアドレスを探す

新しくOSを焼いたSDカードをセットする

ポートスキャンツール Nmapで、
Raspberry PIをLANにつなげた状態で確認、
Raspberry PIをLANにはずした状態で確認(スキャンされたIPアドレスが1つ減る!)

Raspberry PIのIPアドレスっぽいもの(192.168.0.8)を発見したであります!

PuTTYのホスト名に192.168.0.8を入力、そして開くをクリック

Raspberry PIに反応ありです!

Raspberry PIのSSHのデフォルトのログイン名はpi、パスワードはraspberry、それを入力、すると

Linux raspberrypi 3.6.11+ なんちゃらかんちゃらと表示されました。

とうことで、ようやくRaspberry PIのIPアドレスを探し当てて、SSHでつなげることができましたとさ。

Raspberry PIと一緒に買ったOS入りのSDカードでは、ディスプレイなしでSSHからリモートでコマンド入力することはできません。原因は、95%の可能性で同封されているOSのバージョンが古い、5%の可能性でSDカードが壊れている。

Raspberry PIをディスプレイなしでSSHからつなげようとしている人はご注意を。SDカードをRaspberry PIと一緒に買ってしまった人は特に注意しましょう。

Raspberry Pi Type BをディスプレイなしでSSHで動かす。Windowsバージョン(超苦労)” への1件のコメント
  1. albiero より:

    TWSNMPとか便利でございますよ( ̄▽ ̄)

  2. ラズビアン より:

    こんにちは
    私は初めてRaspberry Pi2を手に入れようとしているのですが、ssh接続と言うものを見つけこのページに至りました。
    私はwindowsのマシンを持っているのでラズビアンのイメージはいつでも焼けます。
    そこで疑問になったのが、『イメージを焼き、刺して電源を入れる』の後にsshの設定をするだけでよいのでしょうか?
    事前にパイの方で初期設定などは必要ないのでしょうか?

    長文失礼しました

  3. 闇モヒカン より:

    コマンドプロンプトで「arp -a」と打つネットワーク上のすべてのIPアドレスが返ってくるのでその中から探すなどすると楽ですよ。

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